来月18日に発売となるトヨタのハイブリッドカー新型プリウスの受注台数が、今月末には5万台になるとのことです。今月1日から予約を受け付け始めていて、来月の発売時点では6万台を超える見込みだとも。また、なんでも納車までは4ヶ月かかり、トヨタはプリウスの当初の月間生産台数予定45,000台を引き上げることになるらしいです。

さすがです。大御所登場というところでしょうか。2月に発売のホンダ・インサイトが発売1ヶ月で、見込みを3倍以上上回る18,000台を受注したと話題になっていましたが、プリウスは予約開始1ヶ月で3倍近い5万台です。それも今はまだ発売していないという段階ですから、同じように発売1ヶ月後で比べたら、その受注台数は一体どれほどになるのでしょうか。たしかにインサイトが予想をはるかに超えた飛び出しを見せたということで、トヨタは新型プリウスの販売予定価格を引き下げたり、現行プリウスの価格を引き下げて新型と併売するといった戦略の練り直しを迫られたわけなんですけれど。そしてエコカー減税による後押しもあったのですが。でもやはりこの予約段階での受注台数は凄い数字です。

これが起爆剤となって景気が回復してくれればいいのですが…。昨秋トヨタが大量の派遣切りや時短に踏み切ったことは、やはりその後の景気に大きな影響があったわけで、そんなトヨタが息を吹き返してくれれば、また景気も上向きになるんじゃないかと、あえて前向きに考えれば思いたくなるのですが、果たしてそううまく進んでくれるのでしょうか。

というのも、トヨタ・プリウスやホンダ・インサイトといったハイブリッドカーが好調なのはわかるのですが、そしてそのメーカーであるトヨタとホンダが上向くのはわかるのですが、自動車全体の市場が停滞している中で、プリウスとインサイトだけが売れてしまったら、その他の車種は当然今以上に売れなくなってしまいます。ということはハイブリッドカーを持っていない日産、マツダ、三菱、スバル等は、ほんとに大丈夫なのかと心配になってしまいます。もちろん競争の結果と言えばそれまでなのですが、景気の良い時期ならともかく、今のような不況の時期に一人勝ちが現れる(正確には2人勝ちでしょうか)ということはどうなんでしょう?

実際各社とも手をこまねいて見ているわけではなく、日産はEVを始めとしてハイブリッドカーやダウンサイジングと呼ぶターボ車(今ひとつターボというのは理解しにくいのですが)を来年にかけて投入するという話ですし、マツダも水素自動車を開発していますから、エコカーの開発を急ピッチで進めているようなのですが、それらがどれだけ早く量産化できるようになるのか、それまで各社が今のまま持ちこたえてくれてくれて自動車業界全体が復活してくれるのかということを今は祈るばかりです。

とはいえ、自動車業界が良くなれば全てがうまく行くなどというつもりはなくて、あくまでプリウスやインサイトなどのハイブリッドカーの躍進によって、これまでのバランスが変わるであろうことによって、景気回復にマイナスの力が作用しなければいいなと思っているだけですので、そこは誤解しないでいただければ幸いです。






2009年04月26日 10:12 | 自動車・エコカー | Comment(0) | TrackBack(0) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
間もなく恐怖の自動車税の請求書がやってきます。たいがいの人は別に恐怖でもなんでもないかもしれませんが僕の場合はまさに恐怖です。自動車の税金は、自動車税、重量税、自動車取得税、ガソリン税などがありますが、自動車取得税は車を買ったときにかかるだけ、ガソリン税はガソリンを入れる時にガソリン代に上乗せされているものなので(1Lあたり約54円)極端に言えば車に乗らなければ払う必要がありません。

ところが自動車税と重量税はナンバーをつけた車を所有しているだけで払わなくてはならないという税金です。重量税は車検の際に払うので、車検代として考えてしまいがちですが2000ccクラスの車であれば、車検時の合計額のうちの4〜5万円は重量税です。ただ車検時にとられるということは、基本は2年に一回ですから、1年分の重量税はその半額になるわけです。

そして自動車税なのですが、これは毎年4月の半ば頃に請求書が送られてきて、5月末までに支払わなければならないアレです。もう少し細かく言うと4月1日の時点で車を所有していたら、その所有者にその年度分の自動車税の納付義務が発生します。なので自動車税の請求書というのは、4月1日の時点の所有者を見極めたうえで、4月の半ばに送られてくるのです。

自動車税の納付額は自家用車であればその車の排気量で決まると考えて良いのですが、最近ではハイブリッド車などのエコカーや、低公害車と認定された車は環境に優しいとされ割引になったり、反対に、新車登録から13年を超えるガソリン車、11年を越えるディーゼル車は環境に悪いとされて割り増しとなるそうです。

排気量 自動車税額 排気量自動車税額
1.0L以下29.500円3.0L超〜3.5L58,000円
1.0L超〜1.5L34,500円3.5L超〜4.0L66,500円
1.5L超〜2.0L39,500円4.0L超〜4.5L76,500円
2.0L超〜2.5L45,000円4.5L超〜6.0L88,000円
2.5L超〜3.0L51,000円6.0L超111,000円

上の表は排気量ごとの自動車税額で上記の割引・割り増しが適用される前の額です。僕には毎年88,000円の請求書が送られてきます(笑&泣)。少し?排気量が大きいばかりに毎年この額を払わされています。そして愛車は来年にはめでたく13歳になります。割り増しです。

以前は大排気量車の高い自動車税をとんでもなく安くできるという抜け道(限りなくグレーなんですが)があり、そのようにしているであろう車も時々見かけたのですが、今はどうなっちゃったんでしょう。時の大臣だったかが不快発言をして以来、あまり見かけることも聞くこともなくなりましたから、もう今はできないのかもしれません。

好きで乗っている車とはいえ、維持費がかさむこともあり、もうそろそろ手離そうかと思っているのですが、次を買えるだけの貯えは無く、あと最低でも1年は娘の幼稚園の迎えの足が無くなるのは困るので、無理して持ち続けています。

先日書いたハイブリッド車の記事は実はそのあたりの葛藤と憧れから生まれたものだったのです。




2009年03月28日 10:00 | 自動車・エコカー | Comment(0) | TrackBack(0) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
現在の不景気を考えるとまるで別世界の話のような気がしますが、ハイブリッド車にもかかわらず200万円を切る価格で先月発売されたホンダ・インサイトが月間販売目標の3倍となる15,000台を受注したそうです。そしてこれまでハイブリッド車の代名詞でもあったトヨタ・プリウスも5月にフルモデルチェンジを行い、ホンダ・インサイトとの価格差に対抗するために、モデルチェンジ後も現行のプリウスを値下げして併売するという異例の戦略をとり、さらに今年中には全く新しい低価格ハイブリッド車を発売するということです。

僕はハイブリッド車に対して2年前までは、『重くて遅い車』というマイナスのイメージしか持っていませんでした。ところが勤め先で現行型(2代目)のプリウスを使うようになってからそのイメージは一変しました。遅いというのは全くの間違いでした。アクセルを踏めば期待通りの加速をしてくれます。仕事ではプリウスの他にレンタカーを借りることも多いため、同じぐらいの様々なクラスの車を運転する機会があるのですが、それらと比べても全く遜色のない加速をします。

そしてもちろんハイブリッド車であるために圧倒的な低燃費。500km程度走っても燃料計は半分ほどしか減りません。実際の燃費を正確に計算したことはないのですが20kmは超えています。高速道路を使うことが多いので市街地だけであればもっと低くなると思いますが、同じように使っているホンダ・フィットがだいたい15km、マツダ・デミオの場合は12km程度ですから、それだけでもハイブリッド車の燃費はガソリン車とは別次元のものであることがわかります。

ただプリウスを運転し始めてしばらくの間、どうしても慣れることができなかったことがあります。信号待ちで止まるとエンジンが停止するのです。ガソリン車の場合、当然エンジンは常に動いている状態です。勝手に止まるとすればそれはエンストということで、あまり嬉しくない事態です。ところがプリウスの場合には、停車して一定時間が経つと勝手にエンジンが止まります。突然エンジンの振動がなくなってしまうのです。これが始めの頃はとても不安で落ち着かない気分になりました。信号が青に変わってアクセルを踏むと何事もなかったかのようにスーッと発進するのですが、当時は信号待ちでエンジンが止まるたびにドキドキしていたことを覚えています。

初めてインサイトの写真を見た時に、プリウスに似ているデザインだなと思ったのですがこれには理由があるようです。ハイブリッド車のモーターを動かすためには電池が必要になるわけですが、ハイブリッド車の電池はガソリン車のバッテリーよりも当然大きくなります。ではどこに電池を置くかというと、形状や重心そして前後の重量配分などを考えるとトランクの底に置くことが最も理にかなっています。しかしそのままではトランクの容量自体が小さくなってしまうためトランクの屋根部分を高くしてハッチバックスタイルにし、さらに空力を考えて後端をスパッと切り落とす、するとプリウスのスタイルになってしまうということです。このデザインが今後セダン型のハイブリッド車の標準的なスタイルになってゆくのでしょうか。

これからますますエコに関する関心は高まるでしょうし、石油もそのうち枯渇してしまうということなので石油に頼ったガソリン車ではなく、プリウスなりインサイトなりのハイブリッド車の需要は今後ますます増えてゆくはずです。それはそれで良いことであると思うのですが心配に思うこともあります。限られたパイ(それも以前に比べてグッと減ってしまったパイ)の中で、ある特定の製品の一人勝ち(実際には二人勝ちでしょうが)が起こってしまったら、それ以外のものはどれだけ売れなくなってしまうのでしょうか?それが資本主義だと言われてしまえばそれまでですが、現在の経済状況を考えるとなにやら不安な気持ちになってしまいます。




2009年03月15日 20:56 | 自動車・エコカー | Comment(0) | TrackBack(0) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。